「100万円くらいするの?」「外壁塗装はそれくらい高いのが普通!」…そんなイメージを持つ方が圧倒的に多いのではないでしょうか。ですが、実際は外壁塗装の費用はどれくらいかかるのでしょうか。もし、高そうというイメージを持ったまま外壁塗装を業者に依頼すると損するかもしれません。
そこで今回は、外壁塗装の費用の気になる差について徹底解説します。
1.外壁塗装の相場を知らないと損する
外壁塗装の相場は、依頼する業者によって大きな差があります。全ての外壁業者というわけではありませんが、予算に合わせて相場費用よりも高い見積もりを提出する業者もあります。したがって、相場を知っていないと、損をすることもあるでしょう。逆にしっかりと外壁塗装の相場を知っていることで、価格交渉や相見積もりをしたときに優良な業者を選ぶことができ、満足のいく外壁塗装を受けることができます。ですから、そろそろ外壁の劣化が気になってきて外壁塗装を依頼する場合は、何よりも先に外壁塗装の相場費用を知ることから始めましょう。
2.外壁塗装の費用の差って?
外壁塗装の費用は50〜120万と費用に大きな差があります。どうして外壁塗装の費用には差があるのでしょうか。
2-1.塗装の種類
塗装の種類にはいくつかあります。アクリルの塗装材や、ウレタン、シリコン、フッ素加工の塗装材まで様々です。外壁塗装の種類によって価格に差があるため、高い塗装材を使えば当然、外壁塗装の費用は高くなりますし、安い塗装材を使えば費用もそのぶん安くなります。
ただし安いからいいというわけではなく、安いとそのぶん耐久年数が短くなってしまいます。安い塗装材と高い塗装材では、耐用年数に10年ほどの差が出てくるのです。ですから、耐用年数で見たときに高い塗装材の方が長い目で見ると結局安かったということがあります。相見積もりを他の業者でとる際には、同じ塗装材料で見積もりを取ることで比較がしやすくなるでしょう。
2-2.人件費
外壁塗装はプロが行うので、人件費がかかります。人件費に関しては、どんな工事をするかによって大きく差が出てくるものです。また外壁塗装でも、屋根の方まで行うかによっても外壁塗装の難易度が違ってくるので、人件費が上がってきます。
工期の日数を短縮する場合は、工事を行う方の人数を増やすため人件費がかかることになるでしょう。逆に人数が少ないために、工期が延びてしまうこともあります。業者によって人件費は違ってくるため単純比較をするのが難しいですが、工事の種類でどんなことをするか把握しておけば相見積もりによって比較することができるでしょう。
2-3.面積
家の面積が大きくなればなるほど、外壁塗装の費用も当然高くなります。坪数で外壁塗装業者も見積もりを作成するので、しっかりと見積もりで同じ坪数で計算しているかを確認しましょう。一般的な外壁費用相場を紹介している場合、坪数が30坪のことが多いです。まれに一般的な坪数で見積もりを作成して、あとから請求書を見たら高くなっていたというケースもありますので注意しましょう。
3.気になる費用相場を知ろう!
それでは外壁塗装の気になる費用についてしっかりと相場を知っていきましょう。外壁塗装は一般的な坪数30坪で50万円ほどになります。ただし、これは2階建です。1階建ての場合、外壁塗装費用は10万円ほど安くなります。また逆に同じ30坪でも、3階建の住宅では10万円ほど外壁塗装費用が高くなります。
また築年数がどれくらいかによっても、外壁塗装の費用が違います。築年数が10年ほどであれば、外壁塗装の費用は一般的な50万円くらいが相場になりますが、築年数が10年以上経過するごとに費用は10万円ほど高くなっていきます。例えば築年数が10年と40年を比較した場合、外壁塗装の費用は30万円ほどの差が出てくるということです。
また塗装の種類で最も安いアクリル塗装の場合は、同じ30坪でも費用が40万円と相場より安くなります。しかし残念ながら、塗装は5年ほどで塗りかえないといけません。したがって1年で考えると、10万円ほどのコストがかかっています。最も高い無機塗装では100万円ほどの費用がかかりますが、15年ほどの耐用年数があります。したがって1年で考えると6万円ほどの費用になります。自分が今の家にどれくらいの期間住むのか、外壁塗装についてしっかりと考えて塗装の種類を選びましょう。
4.まとめ
外壁塗装の費用は坪数だけではなく、どんな種類の塗装材を使うかによっても大きく費用が変わってきます。安い塗装材を使うと支払った時点では安かったものの、長期的に見ると年単位では結局高い費用がかかっていたということがあります。
もちろん、定期的に外壁塗装をしてイメージを変えたいのであればいいですが、耐用年数が長い方がいいという方は、長期的に見てどの塗装材がお得なのか考えて選びましょう。相場を知って相見積もりを取って、坪数、塗装材の種類などの項目をしっかりと比較しましょう。相場を知って満足のいく塗装を行いましょう。